歴史が動こうとしていた。エレメンシア大陸の西半分を神が、エレメンシア大陸の東半分をクレイモアが、マタリカ大陸をカリアス率いる人間が統治し、神VS復元者VS人間が入り乱れて争う。アインが築いた、誰もが互いを尊重する世界は壊れ、互いを否定し合う世界が生まれた。この世界で次世代の英雄の物語が幕を開ける。
マクシード・ライゼンハルトは、このオースリベラリアで生まれた少年だ。
6歳からオースリベラリアの義務に則ってフォルクスコールに入学し、6年間の初等教育を受けて、ギムナジウムに進学。モラトリアムを謳歌し始める。宝物商の父を持つ彼は、生活にほとんど不自由したことが無く、本を読んだりオペラを見たり音楽を聞いて、文化的な生活を送っていた。また、新聞や伝聞により、世の中で起きている戦争の様子を頭に思い描いたりしていた。
『何故俺は、こんな平穏な世界にいるのだろう。俺は何のために生まれてきたんだろう』
マクシード――マックスの目的はカリスマ・アトラスの率いるクレイモアへの入隊だ。動き出した世界の中心を目指し、マックスは駆け抜ける。

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