主人公は世界の片隅で生まれた少年アイン。
彼は自分を救ってくれた弟を自らの手で失い、
母親から生まなければよかったといわれた少年だ。
だが彼の心は折れず
弟が生きていればどれほど世界を良くしただろうと考え、
自己研鑽を続けてきた。
自分は誰よりも優秀だ、
自分が世界を救うのだと意気込み、
村の閉塞感を打破し、政治の世界にはびこる巨悪と戦い、
隣国との戦争に向かい、国王に意見をぶつける。
ひょんなことから国王になるチャンスを得た彼は、
誰よりも優秀であろうとし、政敵によってつぶされた。
そんな彼が至ったのは、
ひとりでできることなど知れている、
多くの人々との絆が世界を変えるのだということだった。
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