コラボレーション・クリエイターズ紹介No16.くじょう

コラボレーション コラム

プロジェクト『Xceed』に参加いただいたクリエイターの方々をご紹介する記事になります。
第16弾はのほほんとした雰囲気にイラストが素敵な、くじょう様です。


くじょう様

HP:http://kujyoo910.tumblr.com/
Twitter:https://twitter.com/kujyoo11

認められたい

残念ねーちゃんの捜索願い

などの表紙イラストを手がけておられます。
2016年2月頃にイラストを依頼させていただきました。


イラストを依頼させて頂いたきっかけは、
Pixivに投稿されていたイラストを拝見し、
風景の中にキャラクターが本当に
存在しているようなイラストに感動したことです。
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=48833971

くじょう様に描いていただいたのは
自由を取り戻したシンクトンクで、
自由気ままに食事を楽しむリングリットのイラストです。
イラストをご覧いただければご理解いただけると思いますが、
賑やかな店内、外で歌を歌うバンドマン、満足そうなリングリットの表情が
幸せの一幕という雰囲気を感じさせます。

ふんわりした雰囲気の絵に、和まされた方も多いのではないでしょうか。

加えて、ご依頼させて頂いた後に感じたのは、
くじょう様の深い美術造形への知識です。

イラスト内の小物のデザインについて、『(もともとシンクトンクはドイツの建物や雑貨をイメージしており)ドイツの建物や雑貨というとシンプルなイメージがあり、そこに別の国の流行りが入ってきて、個性がある物に代わっていく最中。そんな雰囲気が出ると幸いです』と話しました。

この際、芸術は基本的にそのご時世の政治とか経済と関係が深いもので、ドイツの雑貨がシンプルというイメージは、産業革命後からのデザインの流れがあるという話をしていただきました。そこから解放されて、アールヌーボー(流線的で芸術性の高いデザイン)的な物が作れるようになったという感じにすればイメージも合うのではないかとご提案いただき、確かに、と膝を打った覚えがあります。

深い知識があれば、夢物語でしかない空想に説得力を与えられるのだと学んだ瞬間でした。

■デザイン頂いたキャラクター

ジョッシュ

■この方のイラストが収録されている作品

1弾『境界を超えろ!』

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