物語を彩る小道具

【スピリット】

2000年前の最終戦争で使用された兵器は、エーテルと呼ばれるガスを世界中に放出し、世界人口の9割が、ガスの濃度に耐え切れず死亡した。このエーテルは重力下において、時間をかけて濃縮され、ある種の塊を形成する。これを人々はスピリットと呼んでいた。スピリットには、過去の文明に存在していた物質の設計図が濃縮されている。世界に住む一部の人種は、この設計図と、世界を満たすエーテルを組み合わせて、物質を復元することができた。彼らのことを『復元者』と呼ぶ。

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※補足

【カタリスト】

スピリットは法術の触媒にも利用される。魔法使い達は、スピリットをカタリストと呼ばれるデバイスに作り替え、魔力増幅器として利用している。

 

【マナ】

この世界は、四次元で構成される。内訳は、空間の三次元とマナ次元(意識次元)と呼ばれる一次元だ。四次元世界で死んだ生き物のマナは、六次元世界の下界へたどり着く。そこは他人の意識が、自分の意識のように感じられる世界で、『あの世』とも呼ばれる。『あの世』には四次元世界の数億倍ものマナが満たされており、長い時間をかけて人同士の境界を曖昧にする。個という概念を失い、浄化されたマナは六次元世界の上界へ昇る。『天国』と呼ばれる場所だ。上界には後述の精霊が存在している。なお、精霊は上界へ干渉することはできるが、下界に干渉することはできない。

 

【エーテル】

ここまで説明無しに使ってきたエーテルという言葉について補足する。最終戦争で人類が兵器として用いたエーテルは、マナを人工的に作り出したものだった。人間はマナ次元を分析、観測、実験し、マナを人工の兵器として昇華させた。四次元世界に存在する限りは、あらゆる生物に対してエーテルを用いた攻撃が有効となる。

※補足
 

【精霊】

この世界に住まう人でないモノ達。2000年前の最終戦争の後に現れた。もとは六次元世界から人類を静観していた。寿命が長く、人間の言葉を操ることができる。多くは人ならぬ姿をしているが、人形の精霊もわずかながら存在する。精霊王と呼ばれる特殊な存在を除いては、役目を果たすために生きているに過ぎず、人間のように自己啓発に励むことは少ない。寿命は短くとも、人間の方がわずかな期間で成長や進化を遂げることが多い。

※補足
 

【神】

2000年前の最終戦争に現れたと伝えられる超高次元の存在。8体存在し、数億年前に世界を創造したとされる、創造主にして支配者。人類の傲慢を見かねて四次元世界に降臨した。しかし最終戦争で人類が開発したエーテル兵器は、神すらも凌駕する破壊力を秘めていた。

この世界は、神が死んだ世界だ。

人々は、かつてすがっていた絶対的な何かを失っていた。

※補足