カテゴリー:神を語るジャガイモ

  • 第8項 対称性

    飛んでいった頭を拾い上げ、身体とくっつけることで、プロスフォラは息を吹き返した。彼は一瞬記憶が飛んだことを不思議がっていたが、ローディアとパンサーは何も言うことができなかった。2人の後ろには、拘束具を着けられた状態のディ…
  • 第7項 神の方程式

    プロスフォラは、長い外套を引きずって赤絨毯の上をゆったりと歩き、部屋の真ん中まで来たところでディーオーエムオーと対峙した。 ローディアとパンサーは、目の前のパンとジャガイモのにらみ合いにめまいを感じながらも、事の顛…
  • 第6項 パラドックス

    ドカァッ。 対数螺旋を描いたディーオーエムオーがトラックの荷台から落ちたのは、このジャガイモが対数螺旋を描いてパンサーから遠ざかり始めてすぐだった。背中から落ちていくディーオーエムオーは、地面にぶつかると真円を描い…
  • 第5項 対数螺旋

    「なんだよ、冗談だろ?」 パンサーは目に涙を浮かべていた。再会したローディアは背が高くなり、髪が伸びていたが、パンサーの知っているローディアの面影があった。パンサーはローディアに触りたい衝動を押さえきれず、一歩足を…
  • 第4項 バタフライ効果

    パンサーがディーオーエムオーをもう1度穴から救い出した後、2人はこれからの旅の目的について語り合った。 「俺は妹を探したい。きっとどこかにいるはずなんだ」 「そんな暇があったら素数でも数えていなさいよ」 …
ページ上部へ戻る