カテゴリー:世界の果ての少女

  • 第9項 迷いを抱えて

    魔物たちがキャンプ地の中心部に降り立ったのは、国際連合軍全体に伝令が行き渡り、戦闘態勢が整うより前だった。 「騎兵やライフル兵は戦闘の準備ができていない。歩兵隊と紋章術師で時間を稼ぐぞ!魔物を囲め!」 ラ…
  • 第8項 クーデター

    翌朝の朝食時。ミストルティンは興奮冷めやらぬ様子で、エスカリョーネに前日の話をしていた。 「それでね、サンスポットさんがその大きな蜘蛛を、極大魔法で追い払ってくれたの。すっごくカッコ良かった。あっ、極大魔法っていう…
  • 第7項 グノーシス

    「エスカ。エスカ」 「ん、んん?」 エンドラルの声に、エスカリョーネは現実に引き戻された。 「あれ、私。ごめんなさい、ぼうっとしてた」 エンドラルはじっとエスカリョーネの目を見た。 「大丈夫…
  • 第6項 ヴィヴァリンの悪魔

    ヴィヴァリン。 そこは『癒しの力を身につけた聖者』によって治められる国家だった。 ルクシオンにかつて世界の果てが存在していたように、ヴィヴァリンにも世界の果てが存在していた。それは天まで届く巨大な崖だった…
  • 第5項 先生

    エスカリョーネの全身を憎悪が包んでいた。彼女は強い意志でその憎悪が行動に現れないよう、歯止めをかける。 (どうしたの?フレスヴェルグ、らしくないよ) 『アイツダ』 エスカリョーネの右腕にフィンブルヴ…
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